Mac Pro2019を使用していて、発生した問題とその回避策を示します。(=゚ω゚)ノ
同様の現象に悩んでいる方もいるかもしれないと思い、情報共有のため記事にします。
現象
使用中に一瞬(1秒程度)、画面が消灯する。
すぐに復帰するので致命的ではないが、現象発生により集中力が途切れるので、仕事効率に影響する。
使用モニタ:BenQ SW271
使用dGPU:Radeon Pro 580X
モニタとMacはUSB-Cケーブル(2mのThunderbolt3パッシブケーブル)で接続。
原因
私はユーザにすぎないので、推測の域を出ないのですが、なんらかの処理によってThunderboltバスの帯域が消費され、モニタへの映像データの送信が間に合わなくなるのではないかと思います。
と言うのも、試しにHDMI接続に変更したら、現象が発生しなくなりました。
「Radeon Pro 580X MPXモジュール」にはThunderbolt3端子(=USB-C)が存在せず、「Apple I/Oカード」のThunderbolt3端子とモニタを接続する事になります。
つまり、映像データは一旦MPXモジュールからPCIeバスに出力され、I/Oカードからモニタへ送信される事になります。
一方、HDMI接続の場合、MPXモジュール上に端子が存在します。
モニタへはMPXモジュールから直接映像データが出力される事になります。
この差が、現象の発生有無を産んでいるのではないかと推測しています。
なお、以下も試してみましたが、現象の改善には繋がりませんでした。
- 別のUSB-Cケーブルで接続してみる(ケーブルの品質を疑っての試行)
- モニタの電源を取るコンセントを変えてみる(一般的に、モニタが一瞬消える現象は、電源に質によって引き起こされると聞いての試行)
推測が正しいとするならば、Thunderbolt3端子が存在するMPXモジュールでは現象は発生していないかもしれません。
- AMD Radeon Pro W5700X
- AMD Radeon Pro Vega II
- AMD Radeon Pro Vega II Duo
対策
原因欄でも触れた通り、HDMI接続を用いる事で、暫定対策しています。
接続方法を変更して、一ヶ月以上経ちますが、現象は全く発生していません。
使用しているモニタ「BenQ SW271」はカラーマネジメントモニタです。
HDMI接続の場合、キャリブレーションを行う際にはもう一本のUSBケーブル、合計二本のケーブルでMacと接続する必要があります。
USB-C接続ならば一本のケーブルで済みますので、本来であればUSB-C接続がベストです。
このため、あくまでも暫定対策と考えています。