写真などのデータ消失に対する対策としては「バックアップを取る。」という事が基本だと思います。
しかし、扱うデータが多い場合「全てをバックアップするのは非効率」です。一時ファイルなど明らかに不要なファイルはバックアップを取っていないというは普通な話だと思います。
しかし・・・「一時ファイルのつもりだったのに後で必要になった。」というケースも稀にあるのも現実。(ー’`ー ; )
そういうの場合に備えて「こういう最後の手段があるよ。(=゚ω゚)ノ」という話です。
データリカバリソフトとは
詳しい事は他のサイトに任せるとして、ここで概論のみ述べます。
例えば「ファイルをゴミ箱に捨てて、ゴミ箱の中身も削除してしまった。」という場合を考えます。
この場合、通常そのファイルを復旧する事は不可能です。
データはディスク上の空き領域に分散して保存されていて、それらをつなぎ合わせてファイルとする管理データが存在しますが、「ゴミ箱の中身を削除」という操作によってその管理データが削除されているからです。
しかし管理データがなくても、断片的に残っている情報を地道につなぎ合わせていけばなんらかのデータを復元させる事ができるかもしれません。気が遠くなる作業を延々と繰り返す必要がありますが。(^_^;A
人力では無理です。「データが復旧できるのが先か?その人の寿命が尽きるのが先か?」というレベルの作業量になりますので。
なので「それをコンピュータにやらせよう。」という手段が考えられます。これを行なってくれるソフトウェアが「データリカバリソフト」です。
「EaseUS Data Recovery Wizard Free」を使ってデータリカバリしてみます
「EaseUS Data Recovery Wizard Free」とは
製品の詳細に関しては以下のサイトをご覧ください。
https://jp.easeus.com/data-recovery-software/drw-free.html
単純にご紹介いただいたのでこのソフトを試しています。(=゚ω゚)ノ
この手のソフトウェアは必要になってから探すのが世の常だと思います。この記事を読んでいるあなたも今まさに困っていて検索からこの記事を見つけたのかもしれません。
縁があったソフトウェアを使ったら良いと思います。
「EaseUS Data Recovery Wizard Free」は「日本を代表するソフトウェアダウンロードサイトであるVecterが扱っている。」という事が選択の材料となると思います。
インストール
私がMacを使っているのでMac版での解説になります。
方法は
- ダウンロードサイトからファイル「mac_drw_free.dmg」をダウンロード
- ファイル「mac_drw_free.dmg」をダブルクリック
- 冒頭で示したウィンドウが開くので「EaseUS Data Recovery Wizard.app」を右にドラックして「Applications」に入れる
以上になります。
Macを使っている人にとっては馴染み深い手順かと思います。
ご自分の環境に合わせて「ウィルスチェックソフトでチェック」という手順を含めて実行していただければと思います。
起動
手順通りインストールしていればアプリケーションフォルダに「EaseUS Data Recovery Wizard.app」が存在するハズです。
これをダブルクリックする事で起動する事ができます。
最初に権限の認証画面が開きます。
権限のあるユーザIDとパスワードを入力します。通常は普段使っているユーザIDにその権限があるハズです。
すると作業ウィンドウが開きます。
他にも宣伝のウィンドウが開きます。これは作業には不要ですので閉じてください。こんなウィンドウです。
表示言語を日本語に設定する
日本語で記述されたこの記事を読んでいるという事は、あなたも日本語ネイティブなのだと推測します。
英語の画面はうんざりするでしょう?
表示言語を日本語に設定しましょう。
「メニューバー→Language」から変更できます。
確認ダイアログが出るので「はい」を押下しましょう。
記事冒頭でも示した日本語化された画面になります。
作業を始めてしまうとメニューが灰色になって変更できなくなります。起動直後のこのタイミングで変更してしまいましょう。
一度変更してしまえばアプリを終了させても日本語が保持されます。
ディスクをスキャンする
リカバリしたいファイルの種類以外からチェックを外して「続ける」を押下します。
以下に示すスキャン対象ディスク選択画面に遷移します。
残されている情報をつなぎ合わせて復元させる訳ですからディスク全体を調べ上げる必要があります。(=゚ω゚)ノ
リカバリ対象のファイルを保存していたディスクを選択して「スキャン」を押下しましょう。
以下に示す画面に遷移してスキャンが開始されます。
ここで注意!!(=゚ω゚)ノ
画面では「残り時間:00:59:42」と表示されていますが、実際には12時間弱必要でした。(1TBのディスクに対してスキャン実行時)
必要時間はご利用の機器の性能やディスク容量に応じて変化するハズです。
長時間ですが・・・1TBという(今日では一般的ではありますが)巨大なディスクから削除したファイルを復元させようとしているのです。これでも速いと思います。
それだけ大変な作業をこのソフトウェアが行なってくれるという事です。(=゚ω゚)ノ
スキャン結果画面からファイルを選んで復元させる
スキャンが終了するとスキャン結果画面に遷移します。
ファイル名が・・・(^_^;A
管理情報が削除されているので当然ですね。
ここから目標のファイルを選択して「リカバリー」を押下する事でファイルが復元できます。
とは言えファイル名がわからない中でファイルを選択しなければならない訳で・・・ファイルを全て復元して全て中身を確認するしかないかなぁ・・・(^_^;A
復元できるけど・・・大変です
以上示した感じの作業でファイルを復元する事ができます。
- 復元できる事
- 大変な作業である事
- この大変な作業を行なってくれるソフトウェアのありがたさ
ご理解いただけたと思います。
やはり普段からバックアップを取っておく事は大切だなぁ。(^_^;A
こういう最終手段があると頭の片隅に入れておきましょう。(=゚ω゚)ノ