FEレンズ「SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSS」の歪曲収差やボケ味等を検証してみます。
最後に作例を載せます。
歪曲収差 周辺光量落ち
歪曲収差
ん〜気になる歪曲収差は無いですかね。(・・?
レンズプロファイルを適用すると若干修正されます。
修正のされ方からすると若干樽型に歪曲しているのかな?
レンズプロファイルの修正の仕方を見ないと歪曲がわからない程度なので歪曲収差については気にする必要は無いと思います。(^^)
周辺光量落ち
絞り開放だと周辺が若干光量落ちしています。
開放F2.8のレンズとしては少ない方だと思います。比較的良好な性能だと思います。
レンズプロファイルを適用する事で綺麗に補正される事もあり問題無しですね。(^^)
ボケ味
同じ被写体を「絞り開放」と「F8」で撮って並べてみました。
柔らかいボケ味と思います。
「EF100mm F2.8L Macro IS USM」みたいに「キッチリ写す。」と言うタイプでは無く、TAMRONのMacroレンズのように「ボケ味を楽しむ。」と言うタイプのレンズですね。(^^)
個人的には気に入りました。(≧∇≦)/
考察
EVFでDOFやボケ方を見ながら撮影できのは便利です
マイクロフォーサーズのカメラを使っている方は「何を今更。」と思うでしょうがミラーレスカメラで中望遠のMacroレンズが使える恩恵は大きいです。
DOFやボケ味を見ながら絞り値等を変えるのは一眼レフカメラでは難しい芸当でして・・・便利です。
Macroレンズはミラーレス&EVFの恩恵が特に大きいレンズですね。
一回体験すると一眼レフカメラには戻れないかも?(^_^;)
バリアングル液晶は思っていたよりダメです
- 撮影姿勢が安定しない
- 液晶が太陽光に反射してよく見えない
と言う致命的な欠点があるようです。
幸いα7にはアングルファインダーが別売されていますので私は先ほど注文しました。(^^ゞ
感想
私は
- NEX-5を予約して発売日に買った。以来Eマウントのカメラを手放した事は無い(=Eマウント立ち上げ時からのEマウントユーザ)
- Macroレンズ大好き
な人間なので「ついにEマウントで本格的なMacroレンズが発売されたかぁ。」と感慨深いです。
一応EマウントにはE30mmF3.5Macroと言うレンズが以前からあったのですが・・・接写ができるだけでDOFが深くボケを演出するのが難しいレンズでした。
「Macroレンズ」と言うより「寄れる標準画角のレンズ」と言う感じの代物でした。(^_^;)
APS-CのEマウントユーザでもMacroレンズを買うならコチラのレンズがオススメと思います。
E30mmF3.5Macroより一桁高いですけど。(^_^;)
このレンズの登場で「やっとEマウントも一人前のカメラシステムに成長したか。」と感慨深いです。