ハミルトンがソフトタイヤに交換した直後。
盛大に右フロントタイヤをロックさせて大きなフラットスポットを作った時。
私は思いました。
「ハミルトンはレース後半に苦しむ事になるぞ!!」っと。
事実レース後半ロズベルグが追い上げて来た時、ペースアップしたハミルトンは右フロントタイヤを度々ロックさせていました。
普通ならペースアップ叶わずロズベルグに追いつかれる状況だったハズです。
しかしハミルトンののマシンはタイヤロックしながらも挙動は安定し・・・ペースアップして逃げ切ってしまいました。
相当余力を残していたと言う事です。
「今年のハミルトンは本当に強い!!」
そう痛感させられたレースでした。
リザルト
順位 | No. | ドライバー | チーム |
---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデスAMG |
2 | 6 | ニコ・ロズベルグ | メルセデスAMG |
3 | 77 | バルテリ・ボッタス | ウィリアムズ |
4 | 7 | キミ・ライコネン | フェラーリ |
5 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ |
6 | 19 | フェリペ・マッサ | ウィリアムズ |
7 | 13 | パストール・マルドナド | ロータス |
8 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | フォース・インディア |
9 | 26 | ダニエル・クビアト | レッドブル |
10 | 8 | ロマン・グロージャン | ロータス |
11 | 11 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア |
12 | 55 | カルロス・サインツ | トロ・ロッソ |
13 | 3 | ダニエル・リチャルド | レッドブル |
14 | 9 | マーカス・エリクソン | ザウバー |
15 | 33 | マックス・フェルスタッペン | トロ・ロッソ |
16 | 12 | フェリペ・ナスル | ザウバー |
17 | 28 | ウィル・スティーブンス | マノー・マルシャ |
98 | ロベルト・メルヒ | マノー・マルシャ | |
22 | ジェンソン・バトン | マクラーレン | |
14 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン |
ロータスは期待ハズレだったかな
ライコネンを追い上げてくれる事を期待していたのですが・・・ボッタスに付いて行くのがやっとで・・・つまらないミスで後退。
ちょっとガッカリです。
ポテンシャルはありそうなんですけどねぇ。
ベッテル速い
予選Q1敗退と言う絶望的な状況からのスタートで5位ポイントGETは素晴らしい成績です。
状況が悪くても損失を最低限に抑える。
流石フォータイムスチャンピオンです。
パワーユニットの信頼性を見直してヨーロッパラウンド第二幕からはまたメルセデスAMGを追い上げて欲しいです。
ライコネンのスピンは不可解です
低速コーナーの立ち上がり。
電気モーター(エンジンと違っていきなりMAXトルクが出る)を併用して加速する今のF1では回生パワーの開放の仕方次第でああなる可能性はあります。
しかしライコネン程のドライバーがあの周だけラフに操作したとは思えないし・・・テレメトリーのデータを見ればそれはスグにわかる事なので・・・おそらくライコネンのミスでは無いと思います。
キミ・ライコネンは、F1カナダGP決勝レースで喫したスピンについて、マシンのスロットルマップが間違っていた可能性を疑っている。
との事ですが・・・このマップと言うのはどこまでコントロールしている物なのかな?
もしエンジンの燃調のマップの事ならあのように急激にトルクが立ち上がる事は無いと思います。
回生パワーも含めて統合的にコントロールしているなら・・・アリ得るトラブルだと思います。
回生パワーの開放はドライバーが操作している物だと思っていましたが・・・統合制御しているのでしょうか?
興味深い現象でしたよね。
ホンダはプレッシャーを掛けられましたね
フェルナンド・アロンソ。
ガス欠するとわかっていて燃料をセーブしないのは・・・やはり通常は行わない事だと思います。
川井ちゃんは「ホンダにデータを提供するつもりなのではないか?」と言っていましたが・・・私はホンダにプレッシャーを与える為の行為だったと思います。
「戦えるパワーユニットに早く仕上げてくれ!!」そう言っているのだと思います。
しかし使えるトークンにも限りがありますし・・・難しい所ですね。(^_^;)
次戦はオーストリアGP
【予選】6月20日(土) 24:00~25:00
【決勝】6月21日(日) 23:30~25:10
レッドブル・リンク。
レッドブルのお膝元ですね。
現状ハミルトンは一歩抜きん出ているので・・・ハミルトンで堅いと思います。
ロズベルグにも頑張って欲しい所ですが・・・今年はハミルトンより明らかに劣っている・・・と思う。
ヨーロッパラウンド第二幕の開幕なので各チームがアップデートを投入して来ると思います。
3位以降の勢力図がどのように変化するのか楽しみですね。(^^)
ハミルトンはモナコの時もそうでしたけど、ロズベルグをいかに戦意喪失させるかを考え、実行してる感じですね。それだけ自分のスピードがロズベルグより勝っているという自信があるのでしょう。
マクラーレンはホンダに対して公然と苦言を呈しちゃいました。ホンダはこのままでは済まされない状況に陥った気が・・・。
ん〜そうなのかな。(・・?
私にはハミルトンの眼中にロズベルグは居ないように見えます。
たぶんモナコのようなアクシデントでも無い限り負ける気がしていないのではないでしょうか?(^^)
マクラーレンってホンダに苦言を呈してます。(・・?
今回のアロンソの行動は捉え方によってはそうなるかと思いますけど、チームとしてのマクラーレンがホンダを非難した話は聞いた事が無いのですが・・・(?_?)
こんな記事を見たのですが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150609-00000004-fliv-moto
苦言を呈していると言うよりプレッシャーを与えているんだと思います。
まあ当然ですよね。
ソフトウェアには「人月の法則」と言う法則があります。
「遅れを取り戻そうと人員を追加投入すると(教育やコミュニケーションの問題により)遅れは更に広がる。」と言う物です。
マクラーレンのスタッフを使うと言うのも本気で言っている訳では無いと思います。
ホンダ内でのリソース追加投入を間接的に求めているのでしょう。
現状を考えれば当然の行動だと思います。
アロンソ個人についてはもう少し感情的かな。(・・?
モナコでポイントを取った事を考えればアップデートしたパワーユニットは後退しているように感じたのでしょう。
ワールドチャンピオンも人間ですから。
ホンダはアップデートを完全に機能させパワーをもたらす事で答えるしかないですね。
ロータスの動きは例年と違う。資金が尽きてきて段々失速するパターンだったのに。
安定したPUを手に入れて、資金を重点的に投入できるようになったのかもしれない。
もしくは、どこからか別の活動資金を確保したのか?
まあ、ロータスが速くなるのは想像できたけれど、ホンダのスローペースは想像できなかった。今年は壊しまくるしかないな、これは。って感じよ。
ん〜ロータス・・・見た目からはアップデートしていないんですよね。
セッティングが煮詰まって来て速さを発揮して来ていますが・・・これから始まるアップデート競争に付いて行けるか・・・勝負はこれからと思います。
たぶんココまでの活躍は
・メルセデスパワーユニット
・マシンの素性の良さ
だと思います。
私はむしろホンダのリカバリの速さは想像以上でしたね。
ウィンターテストを見ていた時は絶望的に感じていました。
正直今シーズンはポイントを獲得できないと思っていました。(^_^;)
今のF1はトータルパッケージですから車体側のアップデートが投入される次戦オーストリアGPを見ないとホンダを正当に評価できないと思っています。
アロンソの苛立ちも・・・ポテンシャルを感じていて・・・それを発揮できていないからではないですかね。(・・?