ノクトニッコール 現代版 「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4 G」の歪曲色収差を検証しました。
合わせてPhotoshopLightroomでの歪曲色収差補正の結果を見てみました。
RAW現像の際にご参考にしてください。
歪曲
壁打ちした
- RAW撮って出し
- PhotoshopLightroom5.3RCでの補正結果
を示します。
なおPhotoshopLightroom5.3RCを使っているのはこのレンズのレンズプロファイルがこのバージョンより含まれているからです。
PhotoshopLightroom5.3正式版のリリースは2013年12月31日に予定されています。
比較
考察
樽型に少し歪曲していますかね?
歪曲は余程酷くない限りは後処理で補正できるので最近のレンズでは設計上のプライオリティが低いようですね。
実際レンズプロファイルを適用する事で綺麗に補正されています。
周辺光量落ちも綺麗に補正されていますね。
Adobeにレンズプロファイルを真面目に提出しているメーカのレンズは安心して使えますね。(^^)
色収差
絞り開放F1.4で撮ってもほとんど色収差は出ないのですが・・・あえて出ていた写真を選びました。
写真上部の電線に注目してください。
考察
流石に絞り開放だと偶に色収差が出ます。
軸上か倍率かは判別し難いのですが・・・
某レンズのように毎回派手に出る事はありません。
PhotoshopLightroomである程度補正もできるので色収差についてはあまり気にせず、絞り開放からガンガン使ってイケると思います。
全体考察
「絞り開放からガンガン使ってイケるレンズだな。」と言うのが感想です。
流石に高価なだけの価値はあります。(^^)
某レンズのようにSPEC上では絞り開放F1.4でも軸上色収差が酷くてF2.2以上に絞らないと使い物にならないと言う事はありませんね。
レンズプロファイルが正式にリリースされれば歪曲も綺麗に補正できますし安心して使えますね。
ボケ味も柔らかくて良い感じです。(^^)
ただ使っていて気になったのは最短撮影距離です。
普通の50mmレンズより13cm長い58cmなんですよね。
なので50mmレンズの感覚で使っているとAFが合わなくて「アレ?」って思う事がありました。
一歩下がれば良いだけなので慣れの問題だと思いますけど。
高価なレンズなので初心者にはオススメできません。
並単を使い込んで歪曲やら色収差やらに苦しんだ人ならこのレンズの価値が理解できると思います。
「色々なレンズを体験して最後にたどり着くのはこのレンズかな?」と思います。
作例
最後に作例を示します。
ご参考にしてください。