書こうかどうしようか迷っている内に数日が経ってしまいました・・・
NASCARのレースで死者が出たそうです。
オーバルのレースで死者が出る度にグレック・ムーアを思い出して悲しくなります。
グレック・ムーア
見るからに好青年で、実際好青年だったらしいですし、何より速かったです。
私が嫌いなオーバルを得意としていたのが玉にキズでしたが・・・
でも、当時の私は彼のおかげでオーバルのレースも楽しく見る事ができました。
そう、あの事故が起きるまでは・・・
あれは何年だったか・・・
とにかくそのシーズンの最終戦だったと思います。
場所はフェニックスのハイスピードオーバルだったかな?
当時のグレック・ムーアはフォーサイスレーシングという中堅チームに所属していましたが、翌年には名門ペンスキーに移籍する事が決まっていました。
そう、普通のドライバーなら安全にシーズンを終えて来シーズン万全の体制でチャンピオンシップに挑む事を一番に考えて消化レースで無用なリスク等犯さなかったと思います。
でも彼は好青年でした。良い奴でした。
今までお世話になったチームに最後に優勝をプレゼントする事でお礼がしたかったんだと思います。
あのレースでの彼はいつも以上に攻めていました。
攻めて攻めて限界まで攻めて・・・限界を超えてしまいました・・・
オーバルのレースで限界を超えるという事はアウトサイドのコンクリートウォールにクラッシュする事を意味します。
彼のマシンはコンクリートウォールにクラッシュし、反動でコースの反対側まで吹っ飛んで行きました・・・
彼は良い奴でした。
良い奴だから死んだんだと私は今でも思っています。
あの時以来、私はオーバルのレースが嫌いになりました。