PhotoshopLightroomは標準だとSONYのレンズのレンズプロファイルが少ないです。
こんな感じ
先日買ったVarioSonnar24-70mmF2.8のレンズプロファイルがありません。
(´・ω・`)ショボーン
VarioSonnarはZeissらしいコントラストの強い写りで下手な単焦点レンズより写りが良いです。
しかし・・・ズームレンズの宿命とも言える歪曲はあり特に広角端は結構樽型に歪曲します。
「PhotoshopLightroom用のレンズプロファイルがあれば自動で補正できて素晴らしいのに・・・」そう思って悶々としていました。(ヽ´ω`)
レンズプロファイルの取得方法
しか〜し、流石Adobe。
実は有志の方が作ったVarioSonnar24-70mmF2.8用のレンズプロファイルというありがたい代物が存在するのです!!
Adobeが「Adobe Lens Profile Creator」というソフトを無償で提供していて、ユーザが自分でレンズプロファイルを作りAdobeのサーバで公開できるようになっているのです。
ちなみに「Adobe Lens Profile Creator」は以下のURLからDownloadできます。
http://www.adobe.com/support/downloads/detail.jsp?ftpID=5489
っで、有志の方が作った公開されているレンズプロファイルを「Adobe Lens Profile Downloader」というこれまたAdobeが無償で提供しているソフトでDownloadできるのです。
ちなみに「Adobe Lens Profile Downloader」を動かすには「Adobe AIR」が必要なのでまずは以下に示すURLからDownloadしインストールします。
http://get.adobe.com/jp/air/?promoid=JZEFV
次に以下に示すURLから「Adobe Lens Profile Downloader」をDownloadしインストールします。
http://www.adobe.com/support/downloads/thankyou.jsp?ftpID=5491&fileID=5487
後は「Adobe Lens Profile Downloader」を起動しプルダウンメニューからカメラメーカやレンズを選択し適当なのを選んでDownloadボタンを押すだけです。
ちなみにVarioSonnar24-70mmF2.8はこんな感じ。
実はよく検索して見るとちょっと違う名前でもう一つレンズプロファイルが存在します。(^_^;)
やはりできればAdobeに正式に作って欲しい・・・
「α900用のレンズプロファイルですがα900とα99はフランジバックの長さも画像センサのサイズも同じなので問題無いでしょう。」という事でとりあえず一番上のレンズプロファイルをDownloadしてみましょう。
レンズプロファイルを選択してDownloadボタンをポチっとやります。
すると自動的にPhotoshopLightroomにレンズプロファイルが追加されます。
こんな感じになります。
歪曲およびレンズプロファイルの実力検証
実力を検証してみましょう。
PhotoshopLightroomで私が今まで撮影した写真を検索して見るとVarioSonnar24-70mmF2.8は11の焦点距離をカメラに返すようです。(11って半端だから私が使っていない焦点距離があるんだと思います。(^_^;))
Aマウントは古い規格なので返してくる焦点距離もザックリですね。
500px等を見ているとCanonのEFマウント等は小数点第一位までの細かい焦点距離を返してくるようですが・・・(^_^;)
11の焦点距離で歪曲と周辺光量落ち、レンズプロファイルの実力を見てみましょう。
近所のマンションのタイル壁で検証しています。
不審者と勘違いされてもアレなので手持ちで速攻で済ませています。
厳密に水平が取れていませんがご勘弁ください。m(_ _)m
絞り開放F2.8で検証しています。
24mm
26mm
28mm
30mm
35mm
40mm
45mm
50mm
55mm
60mm
70mm
歪曲考察
30mmまでは陣笠型に歪曲してますね。
24mmは結構酷いな。(^_^;)
ズームするに連れて歪曲は解消して行く感じですね。
レンズプロファイルを適用する事で良い感じに補正されてますね。(^^)
35mm以降は素の状態でも歪曲は見られないですね。
レンズプロファイルを適用するとわずかに樽型を補正しているようです。
35mm以降はレンズの素の味を活かすか補正するかは好みの問題ですかね。
周辺光量落ち考察
24mmは結構周辺光量落ちしてますね。(^_^;)
26mmも周辺光量落ちしてますが・・・まあ我慢できるレベルかな。
28mm以降では周辺光量落ちは見られないですね。
レンズプロファイルで補正できますが・・・ちょっと過激に補正しているようにも見えますね。(^_^;)
まあ・・・壁に向かって接写すると言う特殊な環境での検証ですのでね。
最後に作例を示しますが作例では綺麗に補正されているので実使用では問題無いかと。
感想
流石にZeissの標準ズームレベルだけあって
- 35mm以降は素の状態でも単焦点並の実力
- 30mm以前もレンズプロファイルで補正すればOK
と素晴らしいですね。
VarioSonnar24-70mmF2.8は
- Zeissらしいコントラストの強い写りで下手な単焦点レンズを凌ぐ
- 一本で広角から標準域をカバーできる
- AF爆速
- ズームレンズの宿命とも言える歪曲も後処理で補正可能
とVarioSonnar最強じゃね?
って感じですね。
無理して買って良かった。(^^)