Canonのパンケーキレンズ「EF40mm F2.8 STM」の歪曲具合や周辺減光具合を検証します。
合わせてAdobeのレンズプロファイルを使っての補正具合を見てみます。
最後に作例を示します。
歪曲 周辺減光 検証
上の写真がEF40mmF2.8STM絞り開放で壁打ちした写真のRAW撮って出しです。
下の写真がAdobeのレンズプロファイルを使って補正した写真です。
歪曲
一見樽型に歪曲しているように見えますが・・・よく見ると壁と水平が取れていないだけ。(^_^;)
Adobeのレンズプロファイルを適用しても歪曲の補正はしていないですね。
逆説的になって申し訳ないのですが・・・レンズプロファイルで歪曲補正していないという事は・・・歪曲していない。
この記事の最後に作例を示しますが特に歪曲は感じないんですよね。
いい加減な検証で申し訳ないですが「EF40mmF2.8STMには気にする程の歪曲は無い」が結論になると思います。
ライカ判対応のパンケーキレンズでこれは凄いです。
周辺減光
絞り開放F2.8と明るさを抑えたレンズではありますが・・・流石にパンケーキレンズ・・・絞り開放だと周辺減光が目立ちますね。
たぶんイメージサークルがギリギリの大きさなのでしょう。
Adobeのレンズプロファイルを適用する事で綺麗に補正できているので問題は無いと思います。
色収差
後で示す作例と合わせて見て欲しいのですが絞り開放でも色収差等は全く見られないです。
絞り開放からガンガン使ってイケます。
絞り開放F2.8と明るさを抑えめにしたレンズですが、絞り開放から使ってイケるので明るさも十分と思います。
考察
パンケーキレンズなんでもっと歪曲していて後補正前提のレンズなのかと思っていましたが・・・なかなかどうして優秀なレンズです。
「歪曲収差は少し残しておいた方がボケ味は良くなる。」と聞きますが・・・そういった奥の深い部分は他のレンズにまかせてとにかく普通に写る事を最優先にしたレンズなんでしょう。
「押さえのレンズ」としては好ましい特性と思います。
「保険と思ってカメラバックの隅に押し込んで置く。その為にパンケーキレンズとしてデザイン。」と言った所でしょうか?
その意味では好ましい特性と思います。
作例
最後に作例を示します。
ボケ味も悪くないし・・・この大きさこの価格でまあよく写る・・・ある意味凄いレンズですよね。(^^)