「Canon 50mm F1.2 L」の歪曲等をRAWで検証してみたいと思います。
また合わせてAdobePhotoshopLightroomでの補正の結果を見てみたいと思います。
最後に作例を示したいと思います。
歪曲 周辺減光 検証補正
歪曲
樽型に歪曲してます。
単焦点レンズとしては歪曲が大きい方かな?
レンズ設計において「ボケ味を良くするには歪曲は残しておいた方が良い。」と言われているようなのであえての設計と思います。
この記事の最後に作例を示しますのでボケ味等ご覧ください。
またAdobeのレンズプロファイルを使う事で歪曲は綺麗に補正されています。
歪曲を後補正できるデジタルカメラ専用のレンズと言う事でしょう。
周辺減光
流石に絞り開放F1.2ともなると周辺減光が凄いです。
これは宿命ですよね。
これもAdobeのレンズプロファイルを使う事で綺麗に補正されています。
つくづくデジタルカメラ専用レンズだと意識させられますね。
考察
「デジタルカメラ専用レンズ」この一言に付きますよね。
最後に作例を示しますが
- 防塵防滴
- ボケ味や解像感は素晴らしい
- 後補正できる部分はプライオリティを下げた設計
等「良くも悪くも現代的な設計のレンズだなぁ。」と言うのが正直な感想です。
オールドカメラとの互換性をバッサリ切り捨てたEFマウントだからできる思い切った設計ですよね。
またjpeg撮りの場合カメラ内で歪曲補正できる純正レンズならではの設計とも言えると思います。
- オールドカメラとの互換性を引きずったマウントのNikon-FマウントやPENTAX-Kマウント、SONY-Aマウント
- カメラ内歪曲補正が出来ない互換レンズメーカ
ではここまで思い切った設計はできないのではないでしょうか?
正にCanonならではのユニークで素晴らしいレンズと思います。