「EF70-200mm F2.8L IS II USM」の歪曲等を検証してみたいと思います。
Adobeのエコシステムにレンズプロファイルがあるので補正具合も同時に見て行きます。
作例等も示したいと思います。
歪曲、周辺橋梁落ち検証
いくつかの焦点距離で「RAW撮って出し」と「レンズプロファイル適用後」を示します。
水平が取れていないので見苦しいですがご容赦ください。m(_ _)m
70mm
100mm
135mm
200mm
考察
歪曲
- 70mmではわずかに樽型に歪曲しています
- 100mmでは歪曲は見られません
- 135mm以降ではわずかに糸巻き型に歪曲しています
ズームレンズとしてはいずれの焦点距離においても歪曲は少ない部類に分類されると思います。
補正しなくても言われなければ気付かない程度ではないでしょうか?
またAdobeのレンズプロファイルを使う事によって綺麗に補正されています。
流石にこのクラスのレンズだけに優秀ですね。(^^)
周辺光量落ち
フィルター径77mmF2.8の大口径レンズだけに絞り開放では周辺光量落ちが目立ちます。
広角端では少なく望遠端に向かうにつれて周辺光量落ちが大きくなって行くみたいです。
しかしこれもAdobeのレンズプロファイルを使う事で綺麗に補正できます。
大口径レンズでは周辺光量落ちは普通の事でこのレンズも例外ではありません。
特に優れている訳でも劣っている訳でも無く・・・普通かな?
ズームレンズとしては優れているのかも知れないです。
使用感
最短撮影距離が1.2mなのが素晴らしい
Nikonの同クラスのレンズは1.4mです。
Canonの方が一歩踏み込めます。
たった一歩と思うかも知れないですが・・・この一歩は大きいです。
花の写真を撮る場合等一歩踏み込める事で
- 構図の自由度が増す(被写体を大きく写せる等)
- よりボカす事ができる
と恩恵が多いのです。
たかが一歩されど一歩です。
色収差
絞り開放でも色収差は見られないです。
画質
このクラスのレンズは各社甲乙付けがたいですね。
Canonのこのレンズはまだ使い始めたばかりなので何とも言えないですが・・・私の使った事のあるレンズの印象を並べると
- Canon=ピントの合った部分の解像感が素晴らしいと思います。ボケ味もなかなか良いと思います。
- Nikon=解像感、ボケ味共に高いレベルでバランスされて素晴らしいです。ただし最短撮影距離が1.4mと他社と比べてちょっと長いのが玉に傷。接写リングを併用する事でカバーできるけどね
- SONY=ボケ味最高!!ただし私が使った事があるのはⅠ型なのでAFが遅かったです。Ⅱ型では改善されていると思うけど・・・
作例
最後に作例を示したいと思います。
三脚座は外せますよ
一旦レンズをボディから外さなければいけませんが・・・
ねじを緩めた状態で三脚座を回しながら、手前側に引っ張るとどこかで外れるはず
キレイキレイさんご訪問&コメントありがとうございます。
外れそうで外れないので諦めていました。
コメントを頂いてもう一度頑張ってみたら外れました。
ご教授ありがとうございます。(^^)
本文も修正します。