愛機紹介(SD1Merrill編)

SD1Merrill

「α900で綺麗な写真が撮れるのになんで今更APS-Cのカメラなんて買ったの?」って周りからは言われています。(笑)
理由は「真のデジタル写真を求めている。」からです。
難しい話になってしまうので掻い摘んで言うと一般に売っているベイヤー配列方式の画像センサを用いたカメラはモノクロのセンサから得られる限られた情報から色補完と呼ばれるアルゴリズムを用いて限りなく写真に近い絵を作って出力します。
対してSIGMAのカメラはFoveonX3ダイレクトイメージセンサという独自のフルカラー画像センサを搭載していて真のデジタル写真を撮れます。
ベイヤー配列方式の画像センサに限界を感じた私は興味半分将来性への期待半分で手を出してみたという訳です。
所が使ってみると苦難の連続です。(涙)
まず一番困っているのは赤が異常に飽和し易いという事。
デジタルカメラというのはどれも基本的に赤は飽和し易いです。
しかしFoveonのそれは異常な程です。
RAWでアンダー目に撮影していてもどうにも補正し切れない時があります。
ホントに扱い難いカメラです。
ただ上手く使うと・・・このカメラでしか撮れない写真を撮る事ができます。
このカメラを使いこなせるようになりたい・・・今は強くそう思っています。
ただ障害は他にもあるんですよね。
私は基本的に写真はRAW形式で撮影してiMacでAdobeのPhotoshopLightroomという現像ソフトを使って現像しています。

っが、AdobeはSD1MerrillのRAW形式に対応していないのです!!
一応SD1MerrillにはSIGMAPhotoProというRAW現像ソフトが付属していてこれで基本的な現像はできるのですが・・・メチャ重い上に基本的なパラメータしかイジれないのです。
そこで四苦八苦した結果現在はSIGMAPhotoProで一括現像してLightroomで微調整する方法に落ち着きました。
許容できる労力で納得できる写真に仕上げる事ができるようになりました。
ガクアジサイ

使っているレンズを以下にしまします。

Macroレンズ好きなのでMacroレンズをMainに使っています。
以前は105mmを使っていたのですが、より高みを目指す為に150mmに買い換えました。
このレンズではこんな写真を撮っています。
ピンク色のコスモス(秋ボケ)


SD1MerrillはAPS-Cなので35mmフルサイズ換算52.5mmと標準画角のこのレンズを押さえのレンズとして使っています。
世間では凄いレンズと言われているようです。
私の個人的な感想としては普通・・・と言うか・・・欠点が見当たらない所が凄いと感じています。
安心して使える頼れるレンズですよね。
いつの日か35mmフルサイズのFoveonで本来の35mmの画角で使ってみたいレンズです。
このレンズでは以下に示すような写真を撮っています。
横浜の夜景


とりあえずの押さえのレンズです。
意外と使い勝手とコストパフォーマンスが良くて重宝しています。
このレンズでは以下に示すような写真を撮っています。
葉桜

『SD1Merrillを買って使ってみて「世間で勘違いされているな。」と思う部分を簡単に纏めてみたいと思います。』という記事を書いてみました。
よろしければご一読ください。

 

AdobeがSD1MerrillのRAWに対応する日を信じて行動しました。
具体的には

  1. SIGMAのサポートにSIGMAの方針を確認しました。
    SIGMAとしてはAdobeから技術情報等の提供要求があれば応じるそうです。ただしSIGMAからAdobeに対応を働きかける気配はありません。(他のカメラメーカではカメラの発売前に試作品や技術情報をAdobeに提供して対応をお願いするそうです。SIGMA頑張れ!!
  2. AdobeのサポートフォーラムにSD1MerrillのRAWサポートのお願いのスレッドを立てました。
    しかし返答される気配がありません。(´・ω・`)ショボーン
  3. SIGMAの山木社長宛にTwitterで「@KazutoYamaki 突然の非礼お許し下さい。インタビュー読ませて頂きました。 http://digicame-info.com/2012/11/post-437.html … SD1Mのセールスに不満との事ですが「SIGMAからAdobeにRAW対応をお願いする。」という事はしないのでしょうか?ユーザですが一番欠点と思う部分。」とツイートしました。
    コレに対して「@marbee75 ご提案ありがとうございます。また、平素より弊社製品をご愛用頂き誠にありがとうございます。本件は弊社でできることに限界はございますが、ご提案を真摯に受け止め、ユーザー様の利便性に繋がることの努力は継続してまいる所存です。これからもよろしくお願い致します。」とご回答頂きました。
    何か動いてくれる雰囲気では無いけど1ユーザのツイートにもちゃんと回答するなんて流石SIGMAの社長様!!回答ありがとうございました。m(_ _)m
  4. AdobeのLightroomのサポートフォーラムに回答が来る気配が無いので、「エキスパートに質問」リンクをクリックすると開く「ダウンロード、インストール、セットアップ」へ質問を転載しました
  5. Adobeのサポートに直接電話して確認しました。日本Adobeは情報を持っていないがこの時期になってもRAWサポートされていないという事は・・・だそうです。
  6. 確認結果をSIGMAに伝えてSIGMAからアプローチするように促しましたが、答えはNOでした。

この事実を受けてこのカメラを使うのを止めようと思います。
AdobeがRAW対応してくれれば良いカメラだと思うんですけどねぇ・・・
( ´ー`)フゥー...

ちなみに山木社長とのツイート。
SIGMA山木社長の返信

5 thoughts on “愛機紹介(SD1Merrill編)

  1. perseus

    こんばんは。
    αの9シリーズは、私もいつかは!といった感じです^^
    SIGMAのメカは面白そうですね。
    クセがありすぎて私には無理そうですが(汗)
    これから、SD1についての色んな考察・見解を楽しみにさせていただきます♪

    返信
  2. marbee

    perseusさん。ご訪問&コメントありがとうございます。
    これからもよろしくお願いします。
    αの9シリーズは秋のフォトキナ辺りで動きがあるでしょうから、α99を新品で買うにしろα900を中古で買うにしろ、今は様子見が良さそうですね。
    SIGMAは・・・温かく見守りましょう。

    返信
  3. 9inch

    marbeeさんこんちわ!! ちょーお久しぶりですw

    この半年間、まぁ色々ありましてブログも放置状態だったのですけど、ようやく心身共に落ち着きを取り戻しブログ復帰しようかなと思いソネブロを開いたところメリル購入されたとの事で、なんだか嬉しくなりこちらにお邪魔した次第でありますw

    ・・・と云うのも僕もメリル購入を考えてまして、大まかな理由もmarbeeさんと同じだったからです♪

    とは云っても、ベイヤー配列センサを見限った訳では無くフジのX-Trans CMOSはかなりソソられますし、ライカX2もどこのセンサを使ってるのか知らないですけど写りは素晴らしく僕好みなんすよね♪

    まぁー、出来ればメリルとX2で撮影に挑みたいトコロなのですけど値段が値段だしいつになる事やら・・・w

    それではまた、コメントさせて頂きますね♪
    近々ブログ復帰しよーか思ってますので更新の折には覗いて頂ければ嬉しいです。

    長文失礼致しました。

    返信
    1. marbee 投稿作成者

      9inchさん。ご訪問&コメントありがとうございます。

      お久しぶりです!!
      新しいブログにもご訪問くださって凄く嬉しいです。(笑)

      ベイヤー配列式のセンサーでローパスフィルターが無いのは・・・スタジオ見たいな光が管理されている場所での撮影には良いと思いますが・・・FUJIFILMのセンサーも所詮は子供だましなのかなと思っています。
      まあ使ってみた訳では無いので何とも言えないですけど。(笑)

      Foveonは癖が強いので使う人を選ぶと思いますけど・・・個人的には面白い選択だと思いますよ。
      使っている感じ私にはOKっぽいですし。
      SIGMAだと良いレンズが安価に手に入れるのも魅力的ですよね。(笑)
      早く24mm単をリニューアルして欲しいです。(笑)

      これからもご訪問ください。
      お持ち申し上げております。

      返信
  4. ピンバック: 愛機紹介(α900編 | marbee's blog

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